二ヶ領せせらぎ館・宿河原堰までの散歩
多摩川から二ヶ領用水への取水口は上河原堰(中野島)と宿河原堰のふたつあります。
今日は宿河原堰へ。
中野島から多摩沿線道路を多摩川下流に沿って行くと世田谷通りと交差します。
そこに架かる橋が「多摩水道橋」です。
世田谷通りを横切って進むと橋のたもとでかなり大規模な土木工事が進行中です。
立て看板に「新しい水門・水路をつくる工事」とあります。
正式名称は「H27多摩川五反田川放水路樋門築造工事」とのこと。
平成31年3月25日が完成予定のようです。
さらに進んでいくと「二ヶ領せせらぎ館」があります。
その目の前に「宿河原堰」が多摩川の流れをせき止めたうえで下流に放流しているのが見えます。
ところで「せせらぎ館」の展示内容はおどろくほど貧弱でした。いえ決して誹謗中傷のつもりはありませぬ。なんとかならないのでしょうか。係の方にはありがとうございましたとお伝えしましたが。
この宿河原の堰が決壊して、狛江の新興住宅地を襲い、家庭の幸せと秘密とを押し流したのですよね。
『岸辺のアルバム』。
脚本は溝の口を愛して止まない山田太一、主演は八千草薫。夢中になって見ました。
そのドラマの名前はよく覚えています。でもストーリーは知りませんでした。この宿河原堰が決壊したためにおこった水害だったのですね。ニュースの映像で、堤防が崩れ、川縁に立つ家を多摩川が呑み込んでいったのは鮮明に覚えています。