シンゴ旅日記インド編13 日本の映画DVDの題名の巻
インド、プネ、単身赴任。休日。娯楽なし。
ゴルフは肘痛、膝痛で止めました。というより、何年やっても100を切れないプレーヤーでした。悟りました。ゴルフは頭でやるものと。
日本の映画、TVドラマが無性に見たくなります。バンコクやジャカルタで買ったものを持ってこればよかったのにと反省しています。
で、私は日本映画のDVDをインドのプネで探しました。街で一番大きそうな本屋を見つけました。
書籍、DVD、CDが一杯です。ほとんどが欧米とインドのDVDばかりです。
日本のDVDあるかな。ありました。ありました。
でもAKIRA KUROSAWAが七本、KIHACHI OKAMOTOが二本、YASUJIRO OZU、HIROSHI INAGAKI、MIKIO NARUSEが各1本づつそしてゴジラです。なんかNHKの図書館みたいです。
その英文題名から原題が分りますか?
原題そのもの:YOUJINBO(61年)、MADADAYA(93年)監督名を言わなくても分りますよね。
直訳のものは次の3本です。
DRUNKEN ANGEL―『酔いどれ天使』(48年)この映画はある場面でインドネシアの影絵ワヤンクリットが出てきますよ。
志村喬っていい役者ですね。
香港映画で『DRUNKEN MONKEY』(酔拳)ありましたね、
THE QUIET DUEL―『静かなる決闘』(49年)映画が始まると『社会式株映大』って右側読みのタイトルが出ます。
FLOATING CLOUDS―『浮雲』(成瀬巳喜男監督。55年)面白いです。一見の価値あります。
林芙美子原作です。
戦争中に農林省の妻ある役人とタイピストがベトナムで恋に落ちます。役人は先に帰国して役所を辞め貧乏暮らし、姑あり、夫婦仲悪し。タイピストは戦後に引き上げ彼の元に、、、、
森雅之と高峰秀子。熱演です。
紆余曲折あって最後は。
上映時間2時間は飽きませんでした。ベトナムの森林も出てきます。岡田茉莉子(当時22歳)も出ています。ロイ・ジェームス、山形勲も。
買う時は英語の説明を良く読まなかったので二葉亭四迷の作品かと思っていました。
ここからが難問奇問です。
THRONE OF BLOOD
→『蜘蛛巣城』(黒澤明監督。57年)、まだ最後まで見ていません。
三船敏郎と加東大介主演。
HIGH AND LOW
→『天国と地獄』(黒澤明監督。63年)有名ですよね。
三船敏郎の情けある実業家の息子が誘拐されて、、、。
黒澤作品は他に『羅生門』(Rashomon, 51年)『赤ひげ』(Red Beard, 65年)『乱』(Ran, 85年)などがありました。
THE END OF SUMMER
→『小早川家の秋』(小津安二郎監督。61年)です。
夏の終わりは秋ですね、納得? 宝塚映画作品でカラーです。あの永遠の〇〇、原節子出演、名優たちがチョイ役で出ています。
主演は中村鴈治郎になるのでしょうか? 森繁久弥、加東大介、小林桂樹、新珠三千代、司葉子など。笠置衆さんもエンディングで出ていますよ。川で手ぬぐい洗う農夫役で。その頃から老けています。
折角ですから写真集を添付します。
SAMURAI
→『宮本武蔵』(稲垣浩監督。54年)表紙は若い三船敏郎がちょん髷結って、釣竿持って笑ってる写真です。まだ武蔵が岡山にいるころの沢庵和尚とお通との交流を描いています。お通と別れるところで終わっている作品です。
『釣り馬鹿日誌』のスーさんが相棒役で出ています。この人も昔から出ているのですね。もう56年前ですよ。
THE SWORD OF DOOM
→『大菩薩峠』(岡本喜八監督。66年)です。東宝と宝塚の共同作品。訳はこれでいいのでしょうか?仲代達也がニヒルな剣士役で、最後自己破滅します。三船敏郎も出ています。正義の道場主で。
KILL
→『斬る』(岡本喜八監督。68年)驚愕の一言。名訳?迷訳? 仲代達也の昔武士、今ヤクザの物語。
なお、三船敏郎が出演時に何歳だったかを知りたい人は製作年から20を引いてください。
1920年生まれですので。原節子も20、笠智衆は04、志村喬は05、仲代達也は32でお願いします。誰ですか、自分の生まれ年引いている人は。
でも、皆さんは何本ご覧になりましたか?
しかし、インド人は日本人はまだちょん髷結って、刀を刺して歩いていると思っているのではないでしょうか。彼らに日本の映画には、もっともっといいものがあるよって教えてあげたいですね。
さて私のコレクションの内カラーは3本だけです。
どれとどれか分りますか?