中東3カ国を訪ねて(3)
レバノンに入ってパレスチナ難民部落を散見する。
ベイルートは「中東のパリ」を再現していた。しかし我々の訪問のつい2ヶ月ほど前、当時の首相ハリリ氏が爆弾テロで遭難、裏にシリアの陰謀が噂されている。今も残されている爆発現場には平和な旅行者にとっては衝撃的であった。街角でハリリ元首相の死を悼む張り紙を見た。(写真のサイズの10倍位のスペース一杯の追悼の言葉で埋められていた)丁度同じ日、シリア軍がレバノンからの撤退を完了した日でもあった。大きな歴史の一ページとなることを祈る。
ビブロス・ティルス・シドンとフェニキア時代に栄えた遺跡を訪ねた。中でもティルスはアレクサンダーが攻めあぐね最後は陸から島までを埋め立てたと言う。今ではその面影も消えたが遺跡から四方を眺めいろいろと想像した。
このツアーの参加者の一人が370頁の旅行記を書いたが私は大半を省略し、更に数分の一に圧縮しました。とても全てをこの紙面で紹介出来ないのは残念ですが、私は今もこの旅行の余韻を引きずっていることを白状して置きます。歴史付きの数名がいつもバスの後ろ座席を占領して情報交換出来たのは歴史旅行の楽しみを倍加しました。
約2週間の旅で1000枚以上の写真を撮りました。その一部を写真集としてインターネットに残しています。
http://jp.msnusers.com/AZShortAlbum
(残念ですがこのサイトは現在残っていません、代わりににほんの数枚です
が写真を添付しました)