ぐうたらOL 不動産オーナーへの道⑥
ぐうたらOL家を買う
投資の世界でよく言われるのが
借金とは時間を買うこと。
貯金とは時間を売ること。
いわゆるギャンブルとは違い、お金を働かせてお金を得るための「いい借金」とは、時間を買い、今やれることを増やすということです。元手がないために今やりたいことができない、でもそれをやることに絶対的な価値があると思い、将来のリターンとなると、融資してくれる人がその価値を認めてくれれば、お金が貯まるまでの「時間」を「お金」で買うことができるのです。起業する際の融資などもそうです。一方、貯金は、時間を売ること。例えば5年の定期預金に預け入れたとしたらそのお金たちは銀行に5年間人質として取られてしまいます。その間あなたは自分のお金を自由に使うことができない。そしてその見返りは、この超低金利時代、スズメの涙、に含まれるたんぱく質くらいの利息です。
そして不動産投資においてローンを組むのは、よっぽどのお金持ちでない限り必須なので、その返済期間を考えたら、なるべく早く始めることが優位なのです。とはいえ、若すぎると給料も安く貯金もないですから、出せる頭金も少ないですし、借りれる額も少ない。そのバランスが難しいところではあります。
ただ、若いころから興味を持ってお金の勉強をすることは大事です。
ちなみに実は私が総合職に編入したのは今年度からで、実際に融資を受ける段階ではまだ一般職でした。そして宅建士の資格を取ったのも融資を受けた後です。ただ宅建士試験には合格していたので、融資を受ける際は「宅建士試験は合格しました。あとは登録するだけです!」「来年総合職になるために、今論文を書いています」と猛烈アピールしていました。個人の属性はもちろん見られますが、どれだけやる気があるのかを見せるのも有効だと思います。
さて、お話は少し戻ります。私が不動産投資の講座を修了してグズグズしていた頃、実は別の目的がありました。それは「自宅を購入する」ということです。
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これを聞いて皆さん何を思いますか?
「すごい」「なんか寂しい」「結婚をあきらめた」
現在、私は購入したマンションに住んでいます。
私が家を買ったことを聞いた会社のある人が「ピルムさんも一人で生きていくことを決めたんだ~」と言ったらしいです。
はぁ?
誰が一人で生きてくっつった?おおン?
まぁでも、私が若いころは、思っていましたよ。家を買うというのは結婚して、子供ができて、ある程度年齢がいき、お父さんが頑張ってマイホームを買う。そんなイメージ。
でも、会社のひとり身の先輩女性で自宅を購入している人が結構いるんだと聞いたとき、まずは「え、買えるの?」と思いました。
しかし、不動産投資について学ぶにつれ、自宅を買うことも視野に入れようと考えるようになりました。自宅用と投資用不動産ではアプローチの仕方は全く違います。そして賃貸VSマイホームどちらが得かという対立は終わることがありません。不動産は「資産」ではなく「負債だ」という人も多いです。
ただ、つきつめていくと私は「家が好き」なのです。そして今では「家を買うイコール結婚」という考えは全くありません。こうして、初めての一人暮らしを満喫した1Kの部屋を出ることとなるのです。
つづく