サンタさんってほんとにいるの?
子どもがいつまでサンタクロースの存在を信じているか、話題になることがあります。わが家の場合、はっきりじています。
実家では、小さいころからあっさり「サンタはいない」と教えられていました。
ご馳走を食べたりプレゼントをもらうのは誕生日、あいにく私も妹も夏生まれ。
クリスマスにはちょっとしたお菓子を買ってもらうくらいで、母の手作りおせちを待つのです。
だからなおさら、子どもの夢を壊したくないと、11月から1月まで、家族3人の誕生日とお正月に挟まれてはいるけれど、クリスマスも祝うことにしていました。
小学2年生くらいだったでしょうか、長男が「サンタさんってほんとにいるの?友だちは家の人がサンタのふりをしてプレゼントをくれるって言うよ。」と聞くようになりました。
「いるよ。」と答えてはみたものの、信じたかどうか。
4年生のとき、プレゼントに亀が欲しいと言い出しました。亀を飼うには、水槽と循環ポンプが必要です。家具の陰に隠しておきました。
イヴの夜も更けてくると、あたりはシーンとして、かすかにポンプの音が聞こえてきます。
長男が、「音がする。」と言いながら、家の中を探し始めました。半分困ったと思いながら「気のせいよ。もう寝なさい。」と止めるのですが、ますます必死の形相で探し回ります。
とうとう、音の出所を突き止め、途端にわぁわぁと大きな声で泣き出しました。目からは大粒の涙が。夢が壊れた瞬間だったのです。
おかしいやら、それまで信じていた長男がいじらしいやら・・・
一部始終を見ていた1年生の二男は「サンタさんはいないよね?」
ケロッとしておしまいでした。
⛄ 知人手作りのほわっとするクリスマスカードをここからどうぞ。
優海