雑煮
正月には、日本全国どこの家庭でも雑煮を召し上がると思います。皆さんのご家庭の定番の雑煮はどのようなものでしょうか?
雑煮は、それぞれの地方によって実にさまざまなものがあるようです。まず、餅の形から。丸餅か、あるいは角餅・切り餅か。その餅は焼くか、それともそのままか。また、味噌仕立てか、それともお澄ましか。その味噌も白味噌、赤味噌、さらには合わせ味噌等々。
出汁は何からとるか、かつお出汁、昆布出汁、はたまたインスタント?一緒に入れる具材は何か。野菜だけとか、鶏肉とか魚とかも一緒に入れるかどうか、これも非常にバラエティーに富んでいるようです。
そんな全国の雑煮の中で、非常にシンプルではあるが、皆さんが「えー?」と驚く雑煮が我が故郷・讃岐(香川県)にはあるのです。最近はテレビなどで面白がられて取り上げられることも度々あるので、もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、それは、いりこ出汁、白味噌仕立て、丸餅、ただしこの丸餅には甘いあんこが入っています。
具材は大根のみか、大根と人参程度であまり他の具材は入れませんし、青もの野菜も入れません。私の小さい頃のうろ覚えですが、七日(七草)までは青もの野菜は使わない習わしとか。このような雑煮はどうも香川県だけで主に食べられているようです。確認したわけではないので、もしかすると香川県でも食べる習慣がないところもあるのかもしれません。私も子供の頃は、当たり前のように食べていましたが、大人になり他の地域のいろいろな雑煮の存在を知るに連れて、やはり餡入り餅の雑煮は特異な存在だと思うようになりました。
今や故郷を離れて何十年にもなり、我が家ではいろいろな雑煮を食べるようになっています。お澄ましに焼いた角餅を入れたものや、丸餅・角餅の各種味噌仕立て、具材はやはり野菜が中心ですが青もの野菜もいれるし(しかし、あまり肉類は入れません)、あまりこだわらずにいろいろ試してきました。
これまで食べたどの雑煮が一番うまいかについては、残念ながら未だに結論は出ていません。これからも、多分出ないでしょう。結論が出る頃には、餅が喉に詰まる心配をせねばならなくなるでしょうね。
(へんこつ)
明けましておめでとうございます。
最近、友人数人と出身地の雑煮のことについて話がでたのですが、日本全国さまざまでその土地土地によって中身が違うことが改めて話題になりました。
一般的によく言わるのが、関東のすまし汁と焼いた角餅、関西の白みそと煮た丸餅ですが、ネットで見ていて面白いサイトを見つけました。
お雑煮文化圏
みなさんのご家庭ではどんなお雑煮を召し上がっておられますか?