インドネシア回想記(8)

インドネシアの主要都市 その2

中部ジャワの3都市

①ジョクジャカルタ

オランダ時代にも王政を維持し、独立後、その首長が副大統領の地位を得た「旧都」で、都市そのものが観光地だが、近郊に「ボロブドゥール遺跡」という世界最大級の仏教遺跡を持つ。

ソロ 別名 スラカルタ

ジョクジャカルタの東にあり、ここも旧王朝の遺跡を持つ 近郊に プランバナンという、ヒンドゥーの巨大な遺跡群があり、また、近くを流れるジャワ島最長の「ソロ川」にちなんだ歌「ブンガワンソロ」は日本でも有名。

③スマラン

以上の2都市とこの都市を結ぶ3角形の頂点に位置し、州政府があり、港を持つ。日本の援助でできた、この国最大の石炭火力発電所があり、エビの対日輸出拠点。

スマトラの3都市

①メダン

北スマトラの州都 郊外の琵琶湖の10倍以上の「トバ湖」から水を引き、22万キロの発電をして、世界最大級のアルミ精錬工場を、日本の資金で毛建設した。

②パダン

西スマトラ州都 世界でも珍しい「女系相続」民族の「ミナンカバウ」族の住むところで、男の子は、成人する前に、出稼ぎに出て、長女が一家を継ぐ、といわれる。郊外のブキティンギに至る山岳鉄道には、ラックレール(歯車機関車)の区間がある。

③パレンバン

南スマトラ州都 第二次大戦で日本軍が落下傘部隊を降下させたところで、石油精製工場がある。

(以下次号)

三浦 二雄

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です