新加坡回回想録(49)テレビ事情
シンガポールでテレビのチャンネルをひねると、英語、中国語、マレー語、タミール語と様々な言語が耳に飛び込んできます。多民族国家であるシンガポールならではの多言語放送と言う訳です。これらの言葉を全部理解出来たらこんな楽しいことはないのかもしれませんが、日本人の殆どはあまり見ていなかったようです。
シンガポールは日本に比べると非常にお堅いお国柄で、暴力的なシーンやヌードなどの性に絡んだシーンは、すべて国が事前に検閲してカットしています。
ちなみに、シンガポールのテレビの受信方式は、日本のNTSC方式とは異なるPAL方式でした。
シンガポールのテレビ放送は、合計7チャンネルありますが、場所によっては、シンガポールに隣接するマレーシアのテレビ放送(TV Satu、TV Dua、TV Tiga)なども受信できましたが、これもまず見ることはありませんでした。
シンガポールのテレビ局
チャンネル5(英語)
ニュース、ドラマ、コメディ、映画、バラエティ、ゲーム、音楽などのプログラムが、24時間放送されています。
チャンネル8(中国語)
香港や台湾の映画、ドラマ、バラエティや、シンガポール制作のドラマ、それに、日本のアニメやドラマなどのブログラムが放送されていました。シンガポールらしいのは、広東語や日本語が中国語(マンダリン)に吹き替えられたり、広東語、福建語の字幕もあったりするところです。
(西 敏)