新加坡回想録(53)ゲンティンハイランド
ゲンティンハイランド(Genting Highland、中国語 雲頂高原)はマレーシアのクアラルンプールから東へ約1時間、パハン州にある標高約1,700mの高原にあります。ゲンティングループが保有するカジノと遊園地、ゴルフコースがある一大高原リゾートである。
マレーシアのラスベガスとも称され、マレーシアで唯一政府公認カジノであり、マレーシアのみでなく、シンガポール、中国ほかアジア中から観光客が訪れる。ゲンティンとその子会社によるホテルも多数あり、特にファーストワールドは6118室を誇る巨大ホテル。イスラム教徒は賭博をすることができないこともあり、カジノ以外にインドア・アウトドアテーマパークやショッピングモール、ゴルフ場があり、イスラム教徒でも楽しめるリゾートになっている。コンサートホール、コンベンションセンターもあり、観光客は世界各地からやってくる。 周辺は100万年前の熱帯雨林が残っており、ゲンティンハイランドへのロープウェイ(ゲンティンスカイウェイ)からは、眼下に見ることができる。
標高が1,700mであるため、気温は年中14℃~25℃で非常に涼しい。因みにクアラルンプールの気温は25℃~31℃くらいだ。の涼しさが熱帯地方に在住する日本人にとっては貴重で、ここにいるときだけ日本の秋を感じることができる。熱帯の中の冷涼な気候から、高原自体が雲に隠れることが多い。 クアラルンプールの人々は、熱帯の街からこの冷涼な気候を求めて日々やってくることが多く、特に若者はクアラルンプールの街で着る事がほとんどない長袖シャツや冬用ジャケットなどを着ることができ、ゲンティンハイランド用のファッションにも気を使っている。このことは、シンガポール在住の日本人がたまにはセーターが期待と言うのと似ている。
そんなゲンティンハイランドは2018年にリニューアルオープンした。
ゲンティンハイランド・マレーシアの基本情報
夕方からは半袖だと肌寒く感じるので、長袖や厚手ジャケットが必要なくらいだ。ちなみに中は屋外・屋内遊園地、25以上のレストランやカフェ、政府公認カジノ、7つのホテル、スパ、ショッピングール、映画館、アウトレットやゴルフコースなどがある。
クアラルンプールからゲンティンハイランドへの行き方
https://www.klia2.info/buses/bus-stop/genting-highlands/
直通バス
まず空港から直接アクセス可能な「KLIAエクスプレス」が通るKLセントラル駅まで行きます。駅に着くと地下にバス乗り場があり、ゲンティンハイランド直通のバスがある。バスは、ゲンティンハイランドの入り口であるロープウェイまで行き、15分ほどかけて山の頂上まで行く。
バス運行時間:平日朝8時~20時、金~日 朝8時~21時 運行間隔は1時間に1本
料金:ロープウェイとセットでRM12(約310円)
ロープウェー運行時間:月〜木7:30〜23:30 / 金〜日7:30〜24:00
料金:片道RM5(約100円)
タクシー
マレーシア タクシー
https://narui.my/malaysia-taxi-app/
流しのタクシーだと交渉にもよるが、おそらくRM150~(約3800円)になるだろう。ただ、流しのタクシーはボッタクリが多いので、オススメではない。もしタクシーを使いたい方はタクシー配車アプリ「GRAB」タクシーが安全で便利で、安く行けるらしいが経験はなく定かではない。まずこのアプリをダウンロードし、ユーザー登録する。そして行き先を入力するだけで、タクシー(といっても、一般人ドライバーの自家用車)が現在地まで迎えに来てくれるとのこと。
乗車前に目的地までの料金や到着予定時間、ドライバーの顔写真や評価などが表示されるので、とても安心して乗車できる。
KL中心地から、ゲンティンハイランドまでGRABを使えばRM50-70くらいで行けるので流しタクシーよりは安く乗れる。(ピーク時間は値段が高くなる)
ネット利用が安全につながるというのが今どきの風潮とはこれいかにだ。
(西 敏)